DIY計算ラボ / 園芸用土 / 家庭菜園

家庭菜園の培養土は何袋?約1.6㎡・深さ20cmで計算

内寸1.8m×0.9mの家庭菜園へ深さ20cmまで用土を入れる場合の必要容量と20L袋数を計算。区画サイズ別の培養土・苦土石灰・堆肥の量の早見表、元肥入り培養土に石灰や肥料を重ねない注意、収穫後の土の補充、ナス科の連作への備えまで。

想定する家庭菜園内寸1.8m × 0.9m・深さ20cm・予備5%・20L袋

先にわかる目安

この条件なら、園芸用土は340L

内寸1.8m × 0.9mの小さな家庭菜園で、深さ20cmの土を入れ替える想定です。沈み込みや微調整用として5%の予備を含めます。

購入規格の目安培養土 20L袋 × 18袋が目安

計算条件票家庭菜園
花壇・容器の内幅
1.8m
花壇・容器の内奥行き
0.9m
土を入れる深さ
20cm
1袋の容量
20L
沈み込み用の予備
5%
購入量の目安340L

20L袋なら 18袋

寸法を入力家庭菜園の土づくりの必要量
入力値はこの端末内だけで計算します
植えるもの
袋の容量
m
m
cm

草花15〜20cm、野菜25〜30cm、根菜30cm以上

L
%

購入量の目安

340L

20L袋なら 18袋

施工面積1.6 ㎡
予備前の容量324 L

購入規格の目安培養土 20L袋 × 18袋が目安

内幅 × 内奥行き × 土の深さ × 10 × 予備率

※ 直方体の内寸による概算です。先細りの鉢、鉢底石、苗の根鉢を含む場合は、容器や商品の容量表示を優先してください。

楽天市場の購入候補

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数字を実際の施工場所に合わせる

場所の特徴

家庭菜園で起きやすいこと

既存の庭土を活かす家庭菜園では、全面を培養土だけで満たさず、堆肥や腐葉土を表示量に従って混ぜる方法もあります。必要量は入れ替える層だけで考えます。

採寸

測る前に決めておく範囲

通路を除いた栽培区画の内寸を測ります。L字形などは長方形に分け、それぞれを計算して合計すると過不足を抑えられます。

購入

数量以外に確認すること

育てる野菜に合うpHや元肥の有無を商品表示で確認します。石灰・肥料・土壌改良材は、この袋数ではなく各商品の使用量を優先してください。

この数値は代表寸法による概算です。購入時は商品に記載された施工面積、塗布量、入り数を優先し、上の計算機を実測値へ変更してください。

家庭菜園ならではの注意

培養土は「L」で、石灰と堆肥は「1㎡あたり」で量を決める

上の計算機は、栽培区画の内寸 × 深さを直方体として満たす培養土の量を出します。内寸1.8m × 0.9mで深さ20cmなら、予備5%込みで約340L、20L袋で18袋です。ただし野菜を育てる土では、袋数と同じくらい、苦土石灰・堆肥・元肥をどれだけ入れるかが育ちを左右します。こちらは土の深さではなく区画の面積で決まり、培養土で入れ替えるか庭土を使うかで入れる物も変わります。作付けの前に4点を確かめてください。

区画の大きさと、培養土・苦土石灰・堆肥の量の目安
区画の例内寸培養土で入れ替え(深さ20cm)培養土の20L袋苦土石灰(1㎡あたり100〜150g)牛ふん堆肥(1㎡あたり2〜3kg)
ミニトマト2〜3株の区画1.2m × 0.6m約144L約8袋約70〜110g約1.4〜2.2kg
このページの想定1.8m × 0.9m約324L約17袋約160〜240g約3.2〜4.9kg
細長い畝1本3.0m × 0.6m約360L約18袋約180〜270g約3.6〜5.4kg
庭の一角の菜園2.0m × 2.0m約800L約40袋約400〜600g約8〜12kg
貸し農園の1区画の例3.0m × 5.0m約3,000L約150袋約1.5〜2.3kg約30〜45kg

培養土は予備0%で、内寸 × 深さ20cmをそのまま容量にした目安です。苦土石灰と牛ふん堆肥は、すでにある庭土を耕して使う場合の一般的な量(1㎡あたり苦土石灰100〜150g、牛ふん堆肥2〜3kg)を面積に掛けたもので、元肥入りの野菜用培養土で全部入れ替えた区画には入れません。区画が広くなるほど培養土の袋数は現実的でなくなり、庭土を改良して使う方法が中心になります。

元肥入りの野菜用培養土で入れ替えたら、石灰と元肥は重ねない

市販の「野菜用」培養土の多くは、酸度(pH)を調整したうえで、植え付け時の肥料である元肥を配合しています。全部をこの培養土に入れ替えた区画へ、さらに苦土石灰や化成肥料を表示どおりに混ぜると、石灰と肥料を二重に入れることになり、土がアルカリ側に傾いたり、肥料が濃すぎて根を傷めたりする原因になります。

袋の表示で「元肥入り」「pH調整済み」かどうかと、原材料に苦土石灰が含まれているかを確かめます。含まれている場合、最初の作付けでは石灰と元肥は足さず、生育を見ながら追肥から始めます。表示のない培養土や、赤玉土・腐葉土などを自分で配合した土は、次の項の庭土と同じように扱ってください。

庭土を使うなら、石灰と堆肥は2週間前、元肥は1週間前に面積で量る

すでにある庭土を耕して使う場合は、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰と完熟堆肥をまいて深さ20〜30cmまで耕し、1週間ほど前に元肥を混ぜるのが一般的な手順です。石灰は水に溶けにくく、効き始めるまで時間がかかるため、植え付けの直前にまいても間に合いません。

量は区画の面積で決まります。このページの1.62㎡なら、苦土石灰は約160〜240g、牛ふん堆肥は約3.2〜4.9kgです。堆肥は「40L」のように容量で表示された袋も多いので、併記された重さから袋数を決め、重さの表示がなければ袋に書かれた1㎡あたりの使用量に従います。元肥は作物と肥料の成分で量が大きく違うため、化成肥料の袋にある1㎡あたりの量に区画の面積を掛けてください。目分量だと多すぎになりやすいので、よく使う空き容器1杯が何gになるかを一度はかりで量っておくと、次から楽になります。

まずpHを測る
多くの野菜は弱酸性(pH6.0〜6.5前後)でよく育ちます。市販の酸度計や測定液で確かめ、すでに6.0以上あるなら石灰は控えめにします。作付けのたびに同じ量を入れ続けると、土は少しずつアルカリ側へ傾きます。
ジャガイモ
適したpHは5.0〜6.0と低めで、石灰で中性に近づけると、いもの表面にかさぶた状の跡が出る「そうか病」が出やすくなります。pHが6.0以上あるなら石灰は入れません。
ホウレンソウ
反対に酸性の土を特に嫌い、pHが低いと育ちが悪くなります。ホウレンソウを育てる区画は、pHを測ったうえで石灰を入れて6.5前後に整えます。

収穫のあとに下がった土は、へこんだ深さで補充量を出す

野菜を育てると、根と一緒に土が持ち出され、水やりを重ねるうちに締まって、作付けのたびに表面が少しずつ下がります。次の作付けで土を足すときは、区画全体を入れ替える量ではなく、下がった深さの分だけを計算します。

枠の上端や縁石など決まった位置から土の表面までを数か所で測り、植え付けたときとの差を平均して、上の計算機の「土を入れる深さ」に入れます。1.8m × 0.9mで3cm下がっていれば約49L、20L袋で3袋です。足した土は表面に置くだけでなく、下の土と耕し混ぜてなじませると、新旧の土の境目で水の通りが変わるのを防げます。

ナス科を続けて植える小さな区画は、土の入れ替えを毎年の計画に入れる

トマト・ナス・ピーマン・ジャガイモなどナス科の野菜を同じ場所で続けて育てると、土の中で病原菌やセンチュウがふえたり養分が偏ったりして育ちが悪くなる連作障害が起きやすく、次にナス科を植えるまで3〜5年あけるのが目安とされています。広い畑なら植える場所を毎年ずらせますが、1.8m × 0.9mほどの区画を半分に分けても、あけられるのは1年だけです。

毎年ナス科を育てたい場合の現実的な選択肢は3つです。1つ目は、ナス科を植える区画の土を入れ替えることで、上の計算機の結果がそのまま毎回の購入量になります(このページの想定なら18袋)。掘り出した古い土は、ナス科以外の野菜を植える場所へ回します。2つ目は、土の病気に強い台木に接いだ「接ぎ木苗」を選ぶことで、連作の影響を受けにくくなります(完全に防げるわけではありません)。3つ目は、ナス科は新しい土を入れた鉢やプランターで育て、地面の区画には葉物やネギ類など、ナス科以外の野菜を回すことです。